尾張1群・2群の組み合わせルール・校内順位決定方式(I〜V型)・マークシート当日点逆転法を徹底解説!
スキマ時間でサクッと理解できる縦型ショート動画を公開しました。
愛知県の公立高校全日制普通科では、1度の受験機会で最大2校(第1志望・第2志望)に出願できる「複合選抜制度」が導入されています。
令和5年度(2023年度)入試より入試改革が行われ、学力検査は1回のみ実施(国・数・英・理・社の各22点×5教科=110点満点、全問マークシート方式)。この1回の試験得点が、第1志望校と第2志望校の合否判定の両方に使用されます。
まず第1志望校で合否判定が行われます。合格すれば進学が決定。不合格となった場合のみ、第2志望校の判定へと自動的に回されます。第2志望だからといって判定で不利になることは一切ありません(各校の基準点に達していれば合格)。
好きな高校を自由に2校選べるわけではありません。以下の2つのルールを満たす組み合わせである必要があります。
| 制約条件 | 出願ルールと注意点 |
|---|---|
| ルール1:群の制約 |
尾張地区の普通科は「尾張1群」と「尾張2群」に分かれています。原則として同一の群内から2校を選びます。 ★特例:「群共通校(瑞陵高校など)」、および「専門学科(商業・工業・情報・農業等)」「総合学科」は群の枠を超えて併願可能です。 |
| ルール2:グループの制約 |
各高校は「Aグループ」または「Bグループ」に割り振られています。 必ず「Aグループから1校 + Bグループから1校」の組み合わせで出願します。※同じグループ同士(A×A、B×B)は出願不可。 |
| 区分 | 第1志望 | 第2志望 | 内申目安 | 特徴・出願の狙い |
|---|---|---|---|---|
| 尾張1群 | 旭丘(A) | 菊里(B) | 43〜45 | 県内トップレベルの併願。万が一に備え菊里で確実に抑える構成。 |
| 尾張2群 | 明和(A) | 向陽(B) | 42〜45 | 名門明和と理数系に強みを持つ向陽の超人気コンビネーション。 |
| 群共通 | 向陽(B・2群) | 瑞陵(A・共通) | 40〜44 | 群共通校の瑞陵を活かし、東西の人気校を組み合わせる定番ルート。 |
| 尾張2群 | 千種(B) | 桜台(A) | 38〜42 | 自由な校風の千種と文武両道の桜台を組み合わせた人気モデル。 |
| 尾張1群 | 名東(B) | 昭和(A) | 35〜39 | 激戦区・内申30台後半で最も選ばれる鉄板の併願パターン。 |
| 尾張2群 | 松蔭(A) | 名古屋南(B) | 32〜36 | 部活動・進学バランスに優れた名古屋市内中堅人気校の組み合わせ。 |
| 尾張1群 | 山田(B) | 鳴海(A・2群共通) | 27〜31 | 無理のない手堅い併願で確実な公立進学を目指すパターン。 |
高校ごとに「内申点(評定得点:45点×2=90点満点)」と「学力検査当日点(110点満点)」の比率が異なります。
愛知県では以下の5つの決定方式が定められています。
| 方式 | 配点計算式 | 総合満点 | 主な採択校と特徴 |
|---|---|---|---|
| I型(均等型) | 評定得点(90) + 当日点(110) | 200点 | 中堅校・実業系学科の一部。内申と当日のバランス重視。 |
| II型(評定重視) | 評定得点×1.5(135) + 当日点(110) | 245点 | 日頃の学校成績・提出物を重視する学校。 |
| III型(当日重視) | 評定得点(90) + 当日点×1.5(165) | 255点 | 中堅進学校に多い。当日の学力検査比重が1.5倍。 |
| IV型(当日特化・逆転型) | 評定得点(90) + 当日点×2.0(220) | 310点 | 旭丘・明和・一宮・向陽・菊里・瑞陵・千種・桜台などTOP進学校! 当日点1点が内申点1点と等価になり大逆転可能。 |
| V型(評定特化) | 評定得点×2.0(180) + 当日点(110) | 290点 | 内申点が圧倒的に重視される方式。 |
難関進学校(IV型)を志望する場合、内申点が目安より多少低くても、当日点で何点取れば合格ラインに届くのかを具体的に試算してみましょう。
IV型の計算式:評定得点(内申×2) + 当日点×2 = 310点満点
内申点が「1」上がると、得点は2点増えます。
当日点が「1点」上がると、2倍換算で2点増えます。
つまり、内申点が「1点」足りない分は、当日の学力検査で「1点(マークシート1問)」多く正解すれば完全に挽回できます!
・Aさん:内申41(評定82点) + 当日点88点(換算176点) = 総合計 258点
・Bさん:内申38(評定76点・6点ビハインド) + 当日点91点(換算182点) = 総合計 258点
⇒ Bさんは内申が「3」低くても、当日点でわずか「3点」多く取っただけでAさんと完全に同点に並びます。マークシート形式の入試では、正答数1〜2問の差で内申ハンデを跳ね返せるのです。